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オフィス・事務所の賃料・坪単価の相場(名古屋駅エリア編)
オフィスとして使う物件を選ぶ際、重要なポイントとなるのが賃料です。理想的なオフィスを見つけたとしても、毎月の賃料を安定して支払うことができなければ、オフィスとしてふさわしいとはいえません。支払う価値があるのかどうかを判断するためにも、その地域の相場を知っておくことが大切です。
ここでは、名古屋駅エリアの賃料・坪単価の相場を見ていきましょう。
【目次】
1.名古屋駅エリアの賃料は、20坪~30坪でも1万5,500円
2.賃料は最寄り駅との距離や、設備・築年数によって決まる
3.名古屋駅エリアはアクセス抜群。近年の発展も著しい
4.今回のまとめ
名古屋駅エリアの賃料は、20坪~30坪でも1万5,500円
名古屋駅エリアの坪単価の相場は、20坪~30坪の物件なら1万5,500円、50坪~100坪なら1万8,000円、200坪以上なら3万円程度です。多くの方が想像される通り、名古屋はもちろん中京圏でもトップクラスの高さとなっています。借りる場合は、資金計画を十分に立てるのが望ましいでしょう。とはいえ、東京の新宿駅周辺の相場が、20坪~30坪でも2万1,000円程度であることを考慮すると、日本の大都市の中ではまだリーズナブルな部類といえます。これに注目し、あえて東京ではなく名古屋にオフィスを構える企業もあるほどです。大都市にオフィスを構えたい時は、選択肢に入れておいて損はありません。
なお、2020年に入ってからは新型コロナウイルスの流行により、オフィスの空室率が上昇傾向にあります。この状況が続くと、いずれ賃料が下がってくるかもしれません。その他にも、オフィスの賃料はさまざまな要因によって決まります。詳しくは、以下の項目で見ていきましょう。
賃料は最寄り駅との距離や、設備・築年数によって決まる
オフィスの賃料を決める要因の中でも特に影響が大きいのが、最寄り駅からの距離です。ターミナル駅などの大きな駅が近くにあれば利便性は高まり、それに比例して賃料も高くなります。加えて、周囲に役所・銀行・郵便局・商業施設・飲食店などが充実していれば、とても便利で魅力的な街になるため、賃料がアップするでしょう。
また、オフィス自体の機能や状態も重要です。大規模な物件であれば、当然ながら賃料も高くなります。エレベーターやセキュリティシステム、空調システムの充実ぶりも、賃料に影響する要素です。設備が控えめな物件は賃料が安くなるので、安さを重視する場合は、不要な設備を省いた物件を探すのもいいかもしれません。そして、築年数も賃料に大きく影響します。古い物件は老朽化が進んでいるため、賃料が安くなるのです。
さらに、オフィスビルの多くは鉄骨造や鉄筋コンクリート造ですが、中には木造の物件もあります。この場合、賃料は安くなりますが、耐震性能や防音性能、断熱性能などが低い可能性もあるので、本当に選んでいいのかよく検討しましょう。
名古屋駅エリアはアクセス抜群。近年の発展も著しい
名古屋駅エリアの賃料の相場を知って、「ネームバリューだけでそこまで高くなっているのでは?」と考える方もいるかもしれません。そこで、この価格が妥当なのかどうか考えるために、名古屋駅エリアの特徴を知っておきましょう。
名古屋駅は、愛知県はもちろん中部地方でも最大のターミナル駅です。JR・名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)や名古屋市営地下鉄など、主要な路線が数多く集まっており、日本の交通において重要な役割を果たしています。バスやタクシーも集まるため、アクセスは抜群といっていいでしょう。その性質上、利用者も非常に多く、各路線を合わせた乗降人数は東京駅に匹敵するほどです。
さらに、駅の東側は近年発展が著しく、名古屋の有名繁華街である栄を追い越しかねないほどの勢いがあります。そしてもちろん、オフィス街・ビジネス街としての機能も有しているのです。以上の点を考慮すると、名古屋駅エリアの賃料が高くなるのは当然といえます。将来的にはリニア中央新幹線も通過する予定で、さらなる発展が見込めるのは間違いありません。
名古屋駅は有名なだけでなく、それ相応の充実した機能を備えているのです。
今回のまとめ
名古屋駅のような地域の中心となる場所では、どうしてもオフィスの賃料が高くなります。しかし、それだけの価値があるのも確かです。思い切ってオフィスを構えることによって、賃料の負担を上回るだけの利益や利便性を得られることもあるでしょう。
周辺の様子や設備にも注目して、理想的なオフィスを見つけ出してください。