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コラム 2022.08.08

より快適な環境を作る!賃貸オフィスを選ぶ際にコンセントの配置を確認しておくと良い理由


事業を始めることになると、適した環境の賃貸オフィスを探すことになるのではないでしょうか。オフィスですから、立地や大きさは非常に大事な要素となります。ただし、注意しなければいけないのは、オフィスの機能性です。オフィスが使いやすいかどうかは働く環境に直結するので、考慮して物件を探さなければいけません。
オフィスは電子機器を多く扱う環境だということをしっかり覚えておいてください。ここでは、賃貸オフィスのコンセント配置に関して、考慮すべき点をご紹介します。ポイントに気を付けながら選び、快適なオフィス環境を手に入れていくのがおすすめです。

賃貸オフィスのコンセントの配置を後から変更するのは大変

賃貸オフィスを借りる際には、事前に内見するのが一般的です。この際にコンセントの位置は、要チェックポイントになります。その理由としてはコンセントの位置をあとから変更するのには、大変な労力が必要となるからです。

なぜコンセントの位置を変えるのは大変なのか

そもそもコンセントまで電気を供給するにはどうなっているのかをご存じでしょうか。分電盤から天井、壁内を通って配線がコンセントに繋がっています。そのため、例えば新規にコンセントを増やす場合や、コンセントの位置を少しずらす場合には、工事が必要となってしまいかねません。
DIYでコンセントを増やしたいという気持ちもあるでしょう。しかし、電気配線の増設などは簡単にできるものではありません。この工事には電気工事士の資格が必須となります。無資格で工事することは違法であり、感電の危険性もあります。賃貸物件でそのような違法行為を行えば、賃貸契約を打ち切られる可能性も高いのです。気軽な感覚でDIY作業はしないようにしてください。

管理会社から許可は出るのか

オフィスレイアウトの観点からどうしてもコンセントを増やしたい場合には、専門業者にお願いをすることになります。そもそも賃貸物件において、管理会社は工事に許可を出してくれるのでしょうか。
これに関しては、賃貸契約の内容が重要です。賃貸契約をした際に、物件の利用目的が確認されます。ここでオフィス利用となっている物件では、電気工事の許可がおりる場合が多いようです。一般住居とは違い、商業的に利用されることを前提としている物件では、ある程度の改装が想定されているからです。
オフィスに限らず雑貨店や飲食店を始める場合に電気工事が行えないと、使い勝手が悪い物件になってしまうことが少なくありません。物件によっては、改装を一切認めていない場合もあるので、物件探しの段階から電気工事の可否は確認しておくべきでしょう。
管理会社に確認して、電気工事の許可が降りた場合には、かならず合意したことを確認する内容の書面のやり取りをしてください。管理会社とのやり取りが口頭ベースで終わってしまうと、トラブルが発生した場合、責任問題へ発展してしまいかねません。管理会社からの許可は、必ず書面の形にして大切に保管しておきましょう。

どれぐらいの費用が掛かるのか

管理会社からの許可が降りた後は、リフォーム業者などに依頼をして電気工事をしてもらうことになります。気になるのは具体的な費用がいくらかかるかということではないでしょうか。
コンセントの位置変更や増設工事では、既存のコンセントに繋がっている配線から分岐線を設ける作業を行います。コンセントの位置変更で近い場所にずらすだけなら、既存の配線を使うことが可能。この場合の近い場所への移設工事であるなら、費用は12,000円程です。一方、既存のコンセントから離れた場所に新しいコンセントを増設する場合は約20,000円かかります。そのためコンセント1つの変更には、12,000円~20,000円程度の出費が必要になると考えてください。
ただし、工事の難しさや、リフォーム業者によっても費用が変わります。実際の費用は見積もりをとらないとわかりません。コンセントに何かしらの変更が必要だと判断した段階で、早めに見積もりをとるようにしましょう。

原状回復の義務について

賃貸物件を引き払う際には、原則として「原状回復」が求められます。原状回復では、入居する前の状態に戻すことが求められるので、コンセントの位置を移動したり、新規に増設したりした場合には、元通りにしなくてはなりません。
原状回復に関しては、管理会社や大家との交渉の余地はあります。しかし、基本的には元に戻す必要があることを覚えておいてください。そのため原状回復の工事費用も負担しなくてはなりません。基本的にオフィスの移転や引き払いをすぐに行うことはないでしょうが、短い間だけ物件を使うような場合には要注意です。

オフィス機器を置く時はコンセントの位置が大事

物件をオフィスとして使う場合には、電源が必要な大量のオフィス機器が置かれることになり、コンセントの位置は非常に重要です。ここでは、注意しなければいけない点も含めて解説します。

オフィス機器は意外に多い

オフィスで電気を使用する機器は、想定しているよりも多いかもしれません。各従業員がパソコンを使用するのであれば、従業員の数と同じだけパソコンが必要になります。それとは別に共用のパソコンやモニターといったものもあるでしょう。
また、複合機や電話機も、オフィスには備え付けられていることが一般的ですので、規模によって変わってくるものの、オフィスには大量の電化製品があるのです。これらの電化製品は全て電源を必要とします。そのため、コンセントの穴がその分用意されていなければいけないのです。
物件探しの段階から、必要となる備品の数や種類を把握しておき、必要となるコンセントタップの数などをイメージしておくと良いでしょう。

延長コードの使い過ぎは危険

オフィスのレイアウトを考えた上で、延長コードを使っていたり、ひとつのコンセントからタコ足配線を作り出したりしている職場もあるのではないでしょうか。これは、コンセントの数の問題を解決しているものの、非常に危険な状態です。タコ足配線は埃や塵が溜まりやすく、出火の原因となることがしばしばあります。また、延長コードを用いて大量の電気を送っていると、コードに熱が溜まるようになってしまうのです。
コードもある程度の負荷に耐えられるように作られてはいます。しかし、コードが絡まった状態になっていると、そこに熱が集中して発火してしまう可能性があるのです。
こういったことから少ないコンセントを延長コードやタコ足配線で補ってしまうと、火災のリスクを高める危険性があります。カーペットを敷いている場合には延焼が早まるので、職場のケーブルの状態は逐一チェックしておいたほうが良いかもしれません。

延長コードが使用できないオフィス機器もある

コンセントの近くにはテレビ用のケーブル穴や、アース線が設けられている場合もあります。これらは延長コードでは代替できない電源です。アース線はデータ保護の観点などから、パソコンやサーバーを繋ぐ際には欠かせないものです。重要なオフィス機器は優先的にコンセントの近くに配置し、直に電源をとる必要があります。オフィスレイアウトを考える際には、コンセントを含めて計画を立てると良いでしょう。

賃貸オフィスをスッキリ見せるためには機器とコンセントは近い方が良い

オフィスの見た目は従業員にとってのモチベーションに繋がり、来社した客人の第一印象となるため、非常に大切です。では、オフィスを綺麗に見せるためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。

コンセントと機器の位置関係について

オフィス中央部の機器を使用するのに、コンセントから延長コードで電源をまかなおうと考えるのではないでしょうか。
しかし、オフィスの床をケーブルが何本も這っている状態は、あまりきれいなものとは言えません。足を引っかける可能性もあり、デスクなどを移動させることも難しくなります。
コンセントとオフィス機器の位置が近ければ、使うケーブルも短くなり見た目も良くなるでしょう。また、デスク埋め込み式のコンセントもあるのです。コンセントの周辺でオフィス機器を使うようにレイアウトを考えると、長いケーブルやタコ足配線を改善できます。

長いコードの隠し方

それでも延長コードなどを使わざるを得ない時は、どのように隠せば良いのでしょうか。
最も一般的な方法は、フラットモールで壁や床に這わせるものです。色自体がグレーや白色なので、壁や床に馴染み、違和感がさほどありません。さらに中で配線をまとめられるので、雑多なコードを見なくて済むのです。
天井を使ってコード類をまとめたい場合には、配線カバーを沿わせて目隠しをしながら、フックで引っかけるのも有効な手段です。これであれば各デスクのパソコンなどに電源を引っ張って来られるうえに、使うコードの変更が容易になります。
コードを隠す時に注意したいのは、タコ足配線をカーペットなどで隠すと火災のリスクがあることです。可燃物を近づけることは避けてください。

まとめ

オフィスにおいてコンセントの増設や位置を調節するとなると、それだけで多大な費用がかかります。また、少ないコンセントを使ってオフィスのレイアウトを考えようとすると、レイアウトの選択肢が狭まったり、延長コードを多用したりすることになるでしょう。できる限り物件探しの段階から、コンセントの数や位置を気にして物件を探すように心がけたいところです。
電気工事ができるかどうかはコンセントのみならず、他のリフォーム工事が可能であるかどうかに関わりますので、契約前によく確認しておくことをおすすめします。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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