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コラム 2022.06.29

5名以下の少人数企業におすすめのデスクの配置とは?賃貸オフィスにおけるデスク配置の知識


5名やそれ以下の少人数企業の場合、狭いオフィス空間であることが少なくありません。そういった場合、デスクの配置をどうすればよいか迷うことがあるでしょう。今回は、そういったお悩みに役立つ情報として、賃貸オフィスの代表的なデスクレイアウトのパターンを解説します。さらに5名以下でおすすめのデスク配置、少人数企業のデスク配置のポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸オフィスにおける代表的なデスクレイアウトのパターン

賃貸オフィスで代表なデスクレイアウトのパターンは、主に以下の5つです。一つずつ見ていきましょう。

コミュニケーションを取りやすい対向島型

対向島型は、お互いに向き合って座る代表的なデスクレイアウトです。オフィスというと、このレイアウトをイメージする方は多いかもしれません。対向型ともいわれており、部署ごとにこのレイアウトを採用するケースもあります。
このレイアウトは最小スペースで利用でき、コミュニケーションも取りやすいのが特徴です。また、会議に利用されることが多く、作業しやすいところも評価できます。
ただし、人と人の距離が近いので、他人の目線が気になる人には向きません。コロナ対策としてパーテーションの設置も必須です。

集中しやすい背中合わせ型

個々の業務に集中しやすい、背中合わせのレイアウトは背中合わせ型や背面型と言われます。振り返ると向かい合わせになるので、わからない点を聞いたり話し合いをしたりしやすいでしょう。仕事に集中できるので、気持ちを切り替えて仕事をするのに適しています。
デメリットとして挙げられるのは、チーム全体としての仕事ぶりが分かりにくいことと、デスクを置くスペース確保が必要なことです。そのため、狭いオフィスには採用しにくいレイアウトとなります。

個人、グループの両方を活用できる一方方向型

横一列のデスク配置で、同向式とも言われるレイアウトです。コールセンターなど、独特の業務をこなす場合に利用されることが少なくありません。個別の業務に集中しやすく、隣同士で会話や業務の共有なども行いやすいです。
人の視線を気にせず仕事に集中できたり、チームの状況を把握しやすかったりすることが、このレイアウトの最大のメリットと言えます。
ただし、離れている席の人と会話しにくい、スピードを求められる業務だと対応しにくいため、業務によっては、このレイアウトが向かないこともあるでしょう。

一人ひとりのスペースが広いブーメラン型デスクを使用する

ブーメラン型のデスクを使用したレイアウトもあります。このデスクは、少し珍しいブーメランのような形をしており、スペースを取らずに広く使えるのが特徴です。
ブーメラン型デスクを使うと、一人一台パソコンを置いて行う作業がやりやすくなるだけでなく、視線が合わないので作業にも集中できます。エンジニアやデザイナーなどは、このタイプのデスクを好むことが少なくありません。

5名以下の少人数企業におすすめのデスク配置

従業員が5名以下の場合、どういったデスク配置がよいのかポイントを見ていきましょう。

ミーティングできる空間を確保することも必要

事務仕事が中心になる、5名以下の少人数企業のケースでは、普段の仕事をするデスクとは別に、集まって話せる空間を確保したいところではないでしょうか。
もちろん一人ひとりのデスクは必要です。ただし人数が少なく一人ひとりに対して確保できる空間が狭いと、話し声やキーボードを打つ音、電話の音などが気になってしまいかねません。
しかし、3~5人くらいで集まってミーティングできるような、ちょっとしたスペースがあれば役立つシーンも多いです。例えばミーティング以外でも、一人で集中して仕事をしたいときや、お茶やコーヒーを飲んで一息入れたいとき、また来客の接待にも利用できるでしょう。

席を決めない型にする

一人ひとりの席を決めない配置にするのもおすすめです。オフィス内にほとんどいない外回り専門の人も多い少人数制オフィスの場合、席を決めない型が向いています。
広さを考えても、できるだけ席の配置は少なくした方が良いでしょう。席が少なければその分、スペースを広く使えるからです。
席を決めないレイアウトにしておくと、誰がどこに座っても良いので気楽に使えますし、外回り担当の人は、オフィスに戻ったとき空いている席へ座れます。
また、外回り専門の人の席を工夫して、その分のスペースを広く使用することが可能です。例えば、営業担当には折りたたみのデスクやチェアを用意して使わないときはしまっておく、あるいはコンパクトタイプのデスクを用意するなどの方法があるので、工夫してみてはいかがでしょうか。

広い場所を確保するケース

働いている従業員が5名であっても、セミナーを開催したり、仕事上来客が多いオフィスもあるでしょう。この場合は、仕事の席配置の他に、広い空間を確保する必要があります。
こうしたスペースは、変更しやすいレイアウトにしておくと便利です。セミナーの内容によってはグループディスカッションのスペースや、プロジェクタースクリーンを置くスペースなどが必要になることもありますし、Webで配信する場合もあるでしょう。そうした状況に合わせてふさわしい配置を考えることも必要です。
加えて、出席者のため折りたたみ式テーブルやチェアを多めに用意しておくこともおすすめします。

小物の配置も考える

オフィス内には、コーナーデスクなどの小物も配置させておく必要があります。広々としていながらそれほどスペースを取らないようなコーナーデスクがあると便利です。パソコンを置いてもスペースの取れるコーナーデスクを探してみてください。
また、3段ワゴンや脇机もあると、ちょっとした書類などを置けて便利です。さらに、引き出しがあれば、大事なものをしまっておくなど整理に役立ちます。

観葉植物などのスペースも必要

いかにも事務所といったような殺風景な雰囲気になってしまうと、社員のモチベーションが下がってしまいかねません。その対策として、生命力が強くて育てやすい観葉植物などの、スペースも確保できると良いでしょう。
少人数でパソコンに向かい合っている時間が長いと、目も心も疲れてしまいます。そういったときに緑の観葉植物が目に入ると、ちょうどよい癒しになりますし、上品な観葉植物があるとオフィス全体の見栄えをよくすることも可能です。
オフィス向けの観葉植物として、例えばポトスやカジュマルなどが挙げられます。

寸法も考えて配置することが大事

少人数のオフィスの場合、オフィス家具の寸法も重要です。家具をそろえる際は、部屋の寸法に合うかどうか考慮しなければなりません。
その際に知っておきたいのは、一般的に知られている壁やデスク同士の程よい距離です。壁と座席やデスク同士は、それぞれ90cmほどの距離が必要です。これより少ないと窮屈になり、作業しにくいので注意してください。

エントランスのスペースも考えて配置

オフィスでとくに重要なのは、エントランスです。オフィスに入ってすぐ目に入るのがこの場所なので、さまざまな気配りをしなければいけません。お客様によっては、エントランスのみでの対応も考えられます。好感の持てるエントランスのポイントは以下の通りです。
・お客様に企業価値を知ってもらえるように、ロゴを配置するなどの工夫をしている
・明るい色使いなど、社員のモチベーションが高まるような工夫もされている
こうしたエントランスを確保できるようなデスク配置も考えたいところです。
ポイントとして、以下の点が挙げられます。
・エントランスに調和した雰囲気にする
・エントランスのスペースを確保できるよう、コンパクトなデスクを使用する
・たとえば白が基調のエントランスであればデスクも白にするなど、統一して洗練された感じにする

少人数企業がデスク配置を考える上で注意すべきポイント

少人数企業がデスク配置を考える上で、注意すべきポイントもあるので把握しておきましょう。

収納も考える

デスク配置を考える際に、収納場所をどこにするか考えておくことをおすすめします。普段あまり使わない書類であっても、わかりやすい場所に収納しておくといざというときにすぐに取り出すことが可能です。
また、自然災害への対策として、防災用品の収納場所も決めておくことも大切です。なにかあったときに、すぐに取り出せるような場所に収納しておくと安心でしょう。

皆で意見を出し合う

とくに5人以下の少人数オフィスであれば、一人ひとりの意見が大事です。不満に感じる人がいると、仕事がやりにくくなってしまうこともあり得ます。
レイアウトを考える際は皆で意見を出し合うように、話し合いの場を設けることをおすすめします。

プライバシーの確保についても考える

プライバシーの確保は、少人数だからこそ重要です。一人ひとりに割り当てられたスペースが狭いと、落ち着いて仕事ができないケースも少なくありません。
コロナ感染対策にもなるため、パーテーションで区切るなどの工夫が必要です。

今回のまとめ

5名以下の少人数企業のデスク配置は、事務仕事中心であるか、営業のように外回り中心であるかによっても異なります。また、セミナーなどを行う企業であれば、外部からの参加者が集まれるスペースでの配置を考えなければいけません。企業の顔とも言えるエントランスのスペースを考え、観葉植物などの癒しスペースを確保した配置にすることもひとつの方法です。
さらに、防災用品の収納場所やプライバシーの確保にも配慮しなければなりません。少人数企業の良さを活かした、より良い配置が実現できるよう、従業員一人ひとりの意見も取り入れながら最適なレイアウトを考えてみてはいかがでしょうか。
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