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コラム 2022.06.20

オフィス・事務所で社員が仕事に集中するための環境の作り方とパーテーション導入のメリット


「周囲の雑音がうるさい」「他の社員の視線が気になる」など、オフィス内で社員の集中力が途切れてしまう要因はいくつかあります。業務効率や生産性を上げるためにも、社員が仕事に集中できる環境を整えることは非常に重要です。
集中環境を比較的容易に作る方法として、「パーテーションの設置」と「デスクの配置の変更」が挙げられます。この記事では、パーテーションの設置およびデスクの配置の変更によって生まれるメリットや効果について解説しますので、参考にしてください。

オフィス・事務所にパーテーションを設置して集中環境を構築

社員の集中力を高める環境作りで効果的なのが「個別スペース(集中ブース)を作る」ことです。個別スペースの作り方はさまざまですが、ごく一般的な方法としてはパーテーション(間仕切り)の設置があります。個別スペースを作る場合のパーテーションの設置方法は、床設置パーテーションと間仕切り工事パーテーションの大きく2つです。

床設置パーテーション

床に置くだけの簡易的に設置できるパーテーションです。床置きなので移動がしやすく、設置・撤去が容易に行えます。単体のパーテーション同士の連結も可能で、都合に合わせてスペースの大きさも自由に変更することが可能です。
完全に視線をブロックできるパーテーションだけでなく、透明または半透明のパーテーションもあり、オフィスの雰囲気や業種に合わせて選ぶことができます。

間仕切り工事パーテーション

オフィス内で工事を行って個別スペースを作る方法です。床設置パーテーションは容易に移動ができるというメリットはありますが、見た目・外観がどうしても安っぽく見えてしまいます。工事を行う場合、オフィスのデザインに合わせた「こだわりの空間づくり」が可能となり、デザイン性の高いオフィスを実現することが可能です。
費用は高くなりますが、「オフィスのオシャレな雰囲気を壊したくない」「社員が毎日通いたくなるような素敵なオフィスにしたい」というときは、間仕切り工事パーテーションが推奨されます。また、最初からパーテーションの工事がなされているオフィスを借りるというのも一つの方法です。

パーテーションの設置で集中環境を作るメリット

パーテーションの設置で社員が集中できる環境を作ることで、どのようなメリットが生まれるのか解説します。

すぐに集中力を高めることができる

仕事を始めてから瞬時に集中力を高めるのはなかなか難しいかもしれませんが、集中環境があれば集中力が最大限に高まるまでの時間を短縮することができます。仕事を始めてからすぐに集中時間に入ることができれば、それだけ作業効率もアップするのです。

集中力が持続する

周囲に多くの社員がいる場合、雑音や声、人の動きなどで集中力が途切れてしまうことがあります。オフィス内に視覚的・聴覚的に余計なものが入ってこないスペースがあれば、長い時間集中力が切れることなく仕事をすることができます。

イライラやストレスが減る

集中して仕事をしたいときに周囲の雑音や慌ただしい人の動きなどの視覚的・聴覚的なノイズが入ると、イライラしてストレスが溜まってしまうことがあります。このような精神的な負担は決して効率的な仕事に結びつきません。静かな集中環境で仕事ができれば、ストレスが溜まることもほとんどなくなるでしょう。

リラックススペースとして活用できる

集中環境は単に仕事に集中するスペースとしてだけではなく、休憩スペースとして利用することもできます。社員の仕事の生産性アップには、仕事に集中しやすく、休憩の際にはリラックスできる環境にすることが大切です。

デスクの配置を変更することも仕事への集中力アップに効果的

オフィスにおけるデスクの配置(レイアウト)の仕方はさまざまです。ここでは、デスク配置の主な種類と効果について解説します。

対向型(島型)レイアウト

日本の企業でいちばん多く見られるレイアウトです。部署やグループごとにデスクを向かい合わせて配置します。向かい合っているのでコミュニケーションが取りやすく、またレイアウトも容易に変更できる点がメリットです。ただし、視線が交わりやすく、個人のプライバシーが確保されない点がデメリットになるでしょう。

同向型レイアウト

銀行や郵便局などでよく見られるレイアウトです。社員のすべてのデスクが同じ方向(お客様の方向)に配置されています。視線が交わらないので対向型レイアウトよりもプライバシーが守られるのです。スペース効率が悪い、部署内でのコミュニケーションが取りにくいなどのデメリットがあります。

背面型レイアウト

対向型(島型)とは逆に、部署・グループごとに社員同士が背を向ける形でデスクを配置します。開発・設計・デザインなどクリエイティブ系のオフィスでよく見られるレイアウトです。視線が交わることがないのでプライバシーが守られ、作業にも集中できるでしょう。椅子を回転させれば、背後の社員とも容易にコミュニケーションが可能です。

フリーアドレス型レイアウト

決まった固定席がなく、社員が好きな座席で仕事ができるレイアウトです。社員の側からすれば毎日自由に移動できるので、拘束感を感じずにのびのびと仕事をすることができます。また、このレイアウトの場合異なる部署・グループの社員同士が交わりやすくなるので、コミュニケーションの活性化という点でもメリットとなるのです。

ブース型レイアウト

パーテーション(間仕切り)によって個々のデスクを個別空間とするレイアウトです。一切視線が交わることなく、社員一人ひとりが独立した空間で作業ができるため最も集中力がアップしやすいレイアウトと言えます。そのためブース型レイアウトは、より集中力を必要とするクリエイティブ系の業種、専門性の高さが要求される業種に適したレイアウトです。
同じブース型レイアウトでもさまざまな配置の仕方があり、またパーテーションの高さや素材も異なります。他社がどのような形でブース型レイアウトを作っているかを参考にしながら、自社に合ったレイアウトを練るのも良いでしょう。

左右対向式レイアウト

部署・グループごとにデスクを配置するという意味では対向型(島型)レイアウトと同じですが、左右対向式レイアウトの場合はデスクを向かい合わせではなく左右逆向きで横に配置します。プライバシーがある程度確保できるだけでなく、社員同士がコミュニケーションを取りやすいのがメリットです。
同じ左右対向式レイアウトでも、パーテーションを追加して個々のスペースを区切るケースも少なくありません。この場合、コミュニケーションは取りづらくなりますがより集中力がアップする環境となります。

デスクの配置換えと同時に卓上パーテーションを利用して視界を遮るメリット

パーテーションは床設置型・間仕切り型以外に、デスク上に設置する卓上型のものもあります。卓上パーテーションを利用するメリットを見ていきましょう。

卓上パーテーションとは

高さ40~50cmほどのデスク上に設置できる小型のパーテーションです。主なタイプとしては、前面に置くタイプ、前面・左右の三方に設置するタイプがあります。材質はアクリル・スチール・木材・ガラスなどさまざまです。
卓上パーテーションは床設置パーテーションよりも容易に動かせるので、オフィス内で使用するタイミングなどに応じて柔軟に設置・撤去ができます。

卓上パーテーションを利用するメリット

デスクの上に簡易的に設置できる卓上パーテーションには、以下の5つのメリットが挙げられます。

視線をブロックできる

正面に卓上パーテーションを設置することで、正面からの視線をブロックすることができます。また、両サイドにも設置できるタイプのものであれば個室空間のような状態を作り出すことができるので、より集中力がアップしやすくなります。
オープンタイプのデスクよりも周囲をシャットアウトした空間の方が、より作業が捗るという社員は少なくありません。特にクリエイティブ系、デザイン系など集中力をより必要とする業種では、卓上パーテーションの利用は効果的だと言えます。

設置・レイアウトが簡単

卓上パーテーションは軽くて小さいので、簡単に設置できるのが大きなメリットです。床設置パーテーションは大型のパーテーションなので移動には時間・労力がかかります。間仕切り工事パーテーションに関しては大規模な工事が必要です。
一方、卓上パーテーションは設置およびレイアウトの変更を社員一人で自由に行うことができます。パーテーションが必要のないときは、社員の意思で撤去することもでき、常時使用しない場合に適しているのです。

コストがかからない

卓上パーテーションの料金相場は5,000円~6,000円ほどであり、低コストで導入可能です。安いものであれば3,000円程度で買えるものもあります。一方、床設置パーテーションは一枚10,000円以上するのが一般的です。コスト面を考えれば、卓上パーテーションのほうが導入しやすいと言えるでしょう。

デザインの種類が多い

卓上パーテーションはさまざまなデザインのものが販売されています。形だけでなく、色、材質などで多くの違いがあるので、デザイン的に自社に適したものを選ぶことができます。主な材質としては、アクリル、スチール、木製、ガラス、布などがあり、カラーも豊富です。商品によっては動物や植物などのアクセントが入ったものや、アーティスティックでおしゃれなものもあります。

オフィスの雰囲気を簡単に変えることができる

オフィスのデザインや雰囲気にマッチする卓上パーテーションを設置すると、それだけでオフィスの雰囲気が大きく変わります。なるべく時間やコストをかけずにオフィスの雰囲気をおしゃれにしたいときは、卓上パーテーションがおすすめです。

今回のまとめ

集中環境の作り方はさまざまありますが、即時に実施できるものとしてはデスクの配置換えおよび卓上パーテーションの設置が挙げられます。ある程度時間はかかっても、しっかりとした個別空間を作り上げたいというときは床設置パーテーションや間仕切り工事パーテーションなどの選択肢もあるでしょう。
オフィスを借りてから大型のパーテーションの設置や工事をするのではなく、個室ブースや独立したワークスペースなど最初から集中環境が整っているオフィスを借りたいというケースもあるかもしれません。その場合は、オフィス賃貸業者に相談して希望のオフィスを探してみることをおすすめします。
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