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コラム 2022.06.10

おしゃれと聞くスケルトン天井とは?メリットからデメリットまで紹介!


内装がおしゃれ、雰囲気が出るとの理由から多くのカフェやスタジオに採用されているスケルトン天井は、カフェやスタジオだけではなくデザイナーズマンションでも多く導入されており、身近なものとなりました。「仕事場」という雰囲気が一気に薄れておしゃれで魅力的だと感じる方が多くいるため、今やオフィスにスケルトン天井が導入されていることも少なくありません。
しかし、スケルトン天井はおしゃれといった声がある一方で、従来のオフィスの天井の方が良いといった声もあります。スケルトン天井が良いのか悪いのかを判断するためには、スケルトン天井のメリット、デメリットを把握し、自身に適しているか考えることが大事です。
そこでこの記事はスケルトン天井の基本から、スケルトン天井のメリット・デメリットについて紹介します。おしゃれな内装にしたいと思っている方や、スケルトン天井についてよく知らない方は、この記事を参考にご自身のオフィスが、スケルトン天井に向いているかどうか検討してみてください。

1.スケルトン天井とは

スケルトン天井とは間仕切りや内装などが施されていない、つまり柱や梁がむき出しとなっている状態のことです。おしゃれ物件として紹介されることが多い「打ちっぱなしコンクリート」といわれるむき出し状態になっているものの天井も、スケルトン天井です。一般人の方がスケルトンと聞くと透明という意味を想像する方も多いと思いますが、不動産用語でのスケルトンとは柱や梁がむき出しになっている状態を意味します。
スケルトン天井は天井高が必要であるスタジオなどで多く使用されていますが、最近ではデザイン性の高さからカフェなどでも採用されています。もともとスケルトン天井の物件もありますが、後から工事することでスケルトン天井にできる物件もあります。
ただし、すべての物件が後からスケルトン天井に出来るわけではないため注意してください。
スケルトン天井は内装が広く感じられることも人気を得ている理由の一つです。

2.スケルトン天井のメリット・デメリット

スケルトン天井には開放感やデザイン性の高さなどのメリットもありますが、気を付けておかなければいけないデメリットもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット

開放感がある

スケルトン天井の一番のメリットといっても過言ではないのが「開放感」を感じられる天井の高さです。スケルトン天井にすることで、天井が少なくとも80cm以上高く上がります。天井が上がることにより、オフィス自体の広さは変わっていないものの、広いオフィスのような空間を感じられます。
さらに中が広く感じられるだけではなく、部屋全体が明るくなり、重苦しい雰囲気が消えるというメリットもあります。中が広く感じられ重苦しい雰囲気が消えるというのは、心理的に開放感を感じるため、より働きやすい環境となるでしょう。

デザイン性の高さ

スケルトン天井はデザイン性に優れていることから、おしゃれなスタジオ、カフェなどで採用されることが増えています。一般的なオフィスは真っ白な壁で無機質さを感じてしまいますが、スケルトン天井にすると「オフィス感」が薄れるのです。
良い雰囲気を出したいオフィスや建物、おしゃれを売りにしたいカフェには最適だと言えるでしょう。

デメリット

スケルトン天井のデメリットは以下の3つです。
・費用面
・原状回復の費用がかかる
・空調効率が低下する
先にスケルトン天井のデメリットを一言でいうと「コスト」です。コストを気にしている方には、スケルトンは向いていないかもしれません。ここでご紹介するデメリットも合わせてご確認ください。

費用面

スケルトン天井ではない物件をスケルトン天井にする工事はコストが掛かります。スケルトン天井は、従来仕切りや内装などによって覆われていた空調や排煙などが全てむき出しになっている状態です。もともと天井内部に合った配線やダクトがむき出しになるわけですから、それらをまとめたり移設したりする必要があります。
配線をまとめたり、移設したりする費用にもコストが掛かり、費用面で負担がかかってしまいます。コストをさほど気にしていない方であれば問題はないものの、コストを気にする方であればためらう方も多いでしょう。それでもスケルトン天井にしたい、少しでもコストを下げたいといった方は、もともとスケルトン天井である物件を選ぶのがおすすめです。
いずれにしてもスケルトン天井にはコストがかかると認識しておいてください。

原状回復の費用がかかる

オフィスを移転する場合は、賃貸物件を入居時の状態までに戻す「原状回復」が義務付けられています。スケルトン天井は、この原状回復の際にも多くの費用がかかります。オフィス移転時は他にもコストがかかるのに、さらに退去時にスケルトン天井を元に戻すための費用がかかるのはコストが大きくなるためデメリットです。
原状回復に加え、先ほど紹介したスケルトン物件にするのにも費用がかかることは、コストを気にする企業にとって押さえておきたいことです。

空調効率が低下する

スケルトン天井では覆っていた仕切り、内装が全てなくなるため外気の影響を受けやすくなります。外気の影響を受けやすいということは、スケルトン天井以外のように冷房や暖房を付けても効きにくいということになり、最上階はスケルトン天井にできないということが少なくありません。
エアコン、暖房の設定を通常よりも強くしなければならないため、電気代が高くなることも考えられます。

スケルトン天井にかかる費用

スケルトン天井の主なデメリットはコストがかかることです。スケルトン天井にするのにかかる費用の一例は以下のとおりです。
・デザイン設計費用(機能面を考慮した設計)
・もともとの天井の石膏ボード、クロス等を解体する費用
・むき出しの配線類をまとめたり配置したりする費用
・スプリンクラーの撤去・再設置
・撤去した石膏ボード、クロスの廃棄費用
・蛍光灯等の取り付け
上記費用がスケルトン天井にかかるのですが、あくまで一部であるため他にも色々費用がかかります。
工事費用は範囲や天井裏の状態によっても変更するため一概に金額をいうことはできませんが、最低でも150万円〜が相場と言われています。そこに原状回復にかかる費用や、空調効率が低下するのを補うために設定を強くした暖房・エアコンの電気代などがあります。
とはいえ150万円〜というのは、後からスケルトン天井にするのにかかる費用です。少しでもコストを抑えたい方は元からスケルトン物件のものを選ぶとよいでしょう。

3.スケルトン天井が選ばれる理由

空調効率が低下し、原状回復のコストも掛かることからスケルトン天井はデメリットしかないと感じる方が多いかもしれません。それでもスケルトン天井が選ばれる理由は、一番のメリットと紹介した「開放感」です。天井のデザインは空間の印象を大きく左右するもので、オフィスを広く感じさせてくれます。そのためインテリアなどを変えるよりも、大きく印象を変えられるのです。
それを実現してくれるのがスケルトン天井です。働く環境に設備やオフィスを重要視していない方にとって、スケルトン天井は魅力的には見えないかもしれません。しかし、多くの方は働く空間や内装がおしゃれであればモチベーションがアップし、生産性が上がるでしょう。
より開放感を高めたい・おしゃれなオフィスにしたいといった方には、スケルトン天井がおすすめです。

4.今回のまとめ

今回は、近年おしゃれな内装として注目されているスケルトン天井についてご紹介しました。
スケルトン天井は費用がかかり空調効率も悪いため、魅力的に感じない方もいるかもしれませんが、オフィスを広く感じることができ、心理的な開放感を得られるのは大きなメリットです。これからスケルトン天井を導入したいという方は、メリットとデメリットをしっかりと把握し、従業員などの声を聞いて判断することをおすすめします。
なお、コストを削減したい、それほどコストはかけられないといった方にはスケルトン天井は適していないでしょう。コストが高くてもおしゃれな内装にしたい、良い空間を演出したい、おしゃれや雰囲気を売りにしたカフェを出したいといった方はスケルトン天井を検討してみてください。ただし、最上階には、スケルトン天井に対応していないものが多いことは頭に入れておきましょう。
オフィッコスは名古屋に本社を構えている賃貸仲介を専門としている企業で、オフィスや店舗を希望している方向けの賃貸を多く取り揃えています。希望に沿った物件をご案内できるように日々情報収集に努めています。
り扱っている物件数は50,000件以上と豊富であるため、希望に沿った理想のオフィスが見つかるでしょう。オフィス・店舗の開設、移転を検討している事業者様はぜひお気軽にご相談ください。

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