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コラム 2022.06.01

賃貸オフィスのエントランスの重要性とは?デザインを考える時のポイント


賃貸オフィスを契約する際にはどういったことを重視するでしょうか。立地、広さ、築年数、さまざまなポイントが挙げられるでしょう。
しかし、意外と見落としがちなポイントが、オフィスのエントランスです。賃貸オフィスでは、エントランスは他社との共用部分であることが多く、会社を出入りする際にしか目にしないため、重要視されないことも少なくありません。たしかに、実際に仕事をする場所ではないですし、優先順位を低くしがちですが、賃貸オフィスにおいて、エントランスはとても重要なポイントなのです。
今回は、賃貸オフィスのエントランスの重要性や、デザインを考える際のポイントについて解説していきます。

賃貸オフィスのエントランスの重要性

賃貸オフィスにおいて、エントランスは様々な点から重要です。まずは、賃貸オフィスのエントランスが重要である理由について解説します。

会社の顔となる

エントランスは最初にお客様をお迎えする場所です。エントランスが狭く汚い場所だと、第一印象は一気に悪くなってしまいかねません。仕事において第一印象は大変重要であり、出会って数秒で好ましいかどうかが決まると言われています。
メラビアンの法則では、第一印象は視覚情報、聴覚情報、言語情報で決まり、更に最も比重が高くなるのが視覚情報です。いくら社員が身だしなみに気を配っていても、エントランスの印象が悪いと社員のレベルまでもが低く見られる可能性もあります。
人間は自分の中の矛盾を嫌います。狭く汚いエントランスから出てくる、身なりの綺麗な社員という矛盾を自分で納得させるために、無意識に社員の粗探しをしてしまうことさえあるのです。そのため、会社の顔となるエントランスはとても重要な役割を果たすと言えるでしょう。

社員のモチベーションアップになる

出社する日、毎日通るエントランスは社員のモチベーションアップに貢献します。人は立派な環境にいると、それに見合った振る舞いをするものです。
逆にだらしない環境だと、人もだらしなくなってしまいます。清掃がいつも行き届いているからこそ、小さなゴミが落ちていると目立ち、捨てておこうという気持ちが芽生えるでしょう。環境は人の行動までも変える力があるのです。
そのため、出社時に必ず通るエントランスの状態は社員のモチベーションに直結し、行動を変えるきっかけとなります。エントランスは実際に社員が仕事をする場所ではありません。しかし、エントランスの環境に配慮することは、会社にとってもメリットとなります。

ビルの管理状態が分かる

エントランス等の共用部分は、ビルの管理会社がメンテナンスを担っていることがほとんどです。特に清掃という、目に見える基本的な部分を怠っている場合は、他の設備の管理状況も良くないことが少なくありません。
清掃を行う目的は清潔を保つだけでなく、修繕箇所の点検の意味合いもあります。清掃が行き届いていないビルは、タイルのひび割れが放置されていたり、電球が切れたままになったりしていることが多く、それでは社員やお客様を招き入れられるような環境とは言えません。
また、社名板や郵便受けの状態も必ず確認してください。郵便物が溢れかえっていたり、すでに退去した社名が残っていたりする場合は、ビルの管理が行き届いていない可能性が高いと言えます。
エントランスは、そのビルの管理状況が如実に現れる場所ですので、しっかりチェックする必要があるのです。

セキュリティ状態が分かる

企業にとって、セキュリティは重要なキーワードのひとつです。特に賃貸オフィスの場合、エントランスには他の会社の社員、お客様、業者など多くの人が訪れるため、不審者が紛れ込んでいても気づきにくいのが現状です。
社内に侵入され、情報や金品を盗まれるといったことがあってはなりません。エントランスに警備員が配置されている、オートロックが採用されている等、セキュリティに配慮したビルを選ぶことが賢明です。
セキュリティをないがしろにしてしまい、盗難被害に遭ってしまっては結局トータルコストの面でマイナスになることも少なくありません。そこで、セキュリティ対策がしっかりされているビルかを見極める必要があるのです。

賃貸オフィスで自社フロアのエントランスのデザインを考える時のポイント

ここまでは、共用部分のエントランスについて解説してきました。では、自社フロアのエントランスはどのようにデザイン等を考えれば良いのでしょうか。ここからは、賃貸オフィスで自社フロアのエントランスのデザインを考える際のポイントを解説していきます。

デザインをこだわる

自社フロアのエントランスは、共用エントランスと違い、デザインの自由度が高くなります。そのため、お客様には自社の雰囲気をアピールできる場となるわけです。
また、自社の社員にとって、オシャレなデザインのエントランスを持つ会社で働けることは、モチベーションアップや帰属意識を育む場となります。こうありたいという企業の方向性を示し、社内外へアピールすることが重要です。方法としては、例えば以下のようなことを取り入れてみてください。
・スローガンやそれをイメージしたデザインにする。
・コーポレートカラーを取り入れ、統一感を出す。
・カウンター等にイメージキャラクターを取り入れる。

リラックスできる空間にする

お客様をお待たせするスペースとしても活用できるエントランスは、リラックスできる空間として、おもてなしの心を表現するのも良いでしょう。例えば、以下のようなことを取り入れてみてください。
・ゆったり座れるソファを置く。
・障害物や仕切りを置かず、広々とした空間を演出する。
・照明の色合いを温かみのあるものにする。
・見た人が話題にしたくなるような個性的なオブジェを置く。

感染症対策を講じる

新型コロナウイルス流行により、人々の感染症対策の意識は高まってきました。企業としても、国に準じた対策をとっていることを明示していかなければいけません。安心して来ていただけるオフィスであることをアピールしていきましょう。例えば、以下のようなことを取り入れてみるのがおすすめです。
・加湿機、空気清浄機の導入
・アルコール消毒の設置
・感染症対策を実施していることを示すピクトグラムの掲示

賃貸オフィスビルの移転で入り口のエントランスを選ぶ時のポイント

では実際に、賃貸オフィスビルの移転で入り口のエントランスを選ぶ際には、どのようなポイントを見ればよいのでしょうか。

企業のイメージに合っている

自社が目指す企業イメージとマッチしているか確認することは非常に重要です。クリエイティブな業種であるにもかかわらず、古びたエントランスでは企業のイメージが損なわれる可能性があります。
エントランスは、使用されている建築材料の素材や、デザイン、照明の使い方などで、訪れる人が感じる雰囲気もかなり変わってきます。賃貸オフィスビルでは、要望を全て叶えることは難しいかもしれません。
しかし、あまりにも企業イメージとかけ離れたり、マイナスになったりするような要素を含むエントランスは選ばない方が無難です。

他に入っている企業を確認する

また、他に入っている企業も確認しておいた方が良いでしょう。業種は異なるかもしれませんが、ベンチャー企業などこれから未来を切り拓くような会社が集まっていたり、クリエイティブな会社が集まっていたり、ビルによって特性が現れていることがあります。それは立地や雰囲気により好まれるビルの特性が違ってくるからです。
どのような企業がビルに入っているかを観察することで、このビルがどのような特性を持っているのかが見えてきます。ぜひ、エントランスの社名板等で確認してみてください。

清掃・管理が行き届いている

清掃はビル管理の基本中の基本です。清掃を怠っているビルは、他の管理もずさんなことが少なくありません。そこで、清掃の頻度を聞き取り、清潔が保たれるようになっているか確認してください。
また、別の日にビルを訪れてみて、抜き打ち形式で清潔度を確認するのも良いでしょう。もちろん、壁面のひび割れや照明の電球切れなど、設備の管理状況もチェックしてください。ビルの管理が納得いくものでなければ、入居後トラブルとなる場合もありますので、妥協することなく確認することが大切です。

セキュリティ対策がなされている

エントランスのセキュリティ対策もしっかり確認しておかなければなりません。警備員が立っている、またはオートロック付きである、もしくは警備会社のセキュリティシステムを搭載している等の対策がなされていれば安心です。情報やものを守ることは、会社の信用に関わりますので、セキュリティ対策は必ず確認するようにしてください。

今回のまとめ

エントランスの役割や与える影響などを知ることで、エントランスを含めたオフィス選びの重要性をご理解いただけたのではないでしょうか。自社のイメージをアピールすることはもちろん、契約しようとしているビルの状態を確認するのにもエントランスは非常に重要な役割を果たすのです。
オフィス内の広さや立地、賃貸料などももちろん重要ですが、エントランスの雰囲気や状態は、会社の顔とも言える存在です。重要性をしっかり踏まえた上で、自社に合ったオフィスのエントランスを演出してみることをおすすめします。
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