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コラム 2022.01.13

失敗しない賃貸事務所・オフィス探し!周辺環境で確認すべきポイントを解説

会社の設立や移転をする際には、周辺環境に気を配るにこしたことはありません。周辺環境が悪いと、落ち着いて働けなくなってしまうことが心配です。離職率を下げ、生産性を向上させるためにも従業員にとって働きやすい場所を選びましょう。新しいオフィスを選ぶ際、チェックすべき部分が多すぎて混乱してしまうことがあります。具体的にどんなポイントをチェックすればよいのか見ていきましょう。

【目次】
1.最寄り駅やバス停の情報
2.治安の良さ
3.金融機関や郵便局はあるか
4.主要な取引先へのアクセスの良さ
5.ランチができる店やカフェがあるか
6.コンビニエンスストアの有無
7.繁華街との距離
8.今回のまとめ

1.最寄り駅やバス停の情報

賃貸事務所やオフィスを探す際に、最寄り駅やバス停の情報は必ず確認すべきポイントです。まずは、最寄り駅やバス停から会社までの所要時間をチェックしましょう。交通機関にアクセスするまでの距離が長すぎると、従業員にとって通いやすい環境とはいえません。夜道を歩いて最寄り駅まで移動する際に、あまりにも距離があると不便ですし防犯面も不安を感じるでしょう。街灯の有無や人通りがあるかどうかもチェックしておくことをおすすめします。
遠方から通勤してくる従業員が多い場合、快速の停車駅かどうかも通いやすさに関わってきます。始発・終電の時間も調べておきましょう。シフト制や夜勤などで早朝や遅い時間に人の出入りがある業種の場合は、極端に電車やバスの本数が少ない環境だと従業員がスムーズに帰宅できなくなってしまうことが心配です。
また、まちの人口に対し駅の改札が狭すぎるとラッシュ時に大変な混雑になることが予想されます。駅への出入りに時間がかかる環境だと、うんざりしてしまうでしょう。最寄り駅が周辺の住人に、どのように利用されているかも含めてチェックすると失敗が少なくなります。

2.治安の良さ

まちの治安は働く上で重要な要素です。空き巣や強盗などが多い地域では、安心して働けません。前もって鍵の管理をしっかりと行い、防犯システムの設置などのリスクへの対処をしておくことは大事ですが、治安が良い場所であることにこしたことはないでしょう。治安が悪い場所で開業してしまうと、会社そのものが被害に遭うことだけでなく従業員が会社への行き帰りに犯罪に巻き込まれてしまうことが心配です。女性の従業員が多い場合は、特に注意したい要素だといえます。
そのまちが治安が良い地域かどうかを調べるには、警視庁や自治体が発表している「犯罪情報マップ」を見てみましょう。2週間ごとに更新される犯罪発生状況を確認でき、過去に遡って調べたり犯罪の種類で絞り込んだりできる仕組みです。周辺に警察や官庁が多い環境だと警察官が頻繁に巡回していることが多く、比較的治安が良いことが珍しくありません。近くに交番などがない環境の場合、警備システムを導入していたり警備員が配置されたりしているなど、防犯面がしっかりとしたオフィスビルを選びましょう。

犯罪情報マップ
http://www2.wagmap.jp/jouhomap/Portal

3.金融機関や郵便局はあるか

金融機関や郵便局などが近くにあると、社内の各部門がスムーズに業務を遂行する助けになります。主に総務部門での仕事に関わってきますが、経理でお金を扱うときに近くに金融機関がなければ業務に時間がかかってしまい大変です。都市部に会社を構える場合とは違い、業務の縮小化で郊外に引っ越すようなケースでは、金融機関や郵便局との距離は必ず調査しておきたいポイントです。
物件を探している段階で金融機関の営業所があっても、時間の経過とともに撤退している場合もあるので、最新情報をチェックしましょう。取引先の銀行が近くにあれば、時間を無駄にせずに済むはずです。歩いてどのくらいの距離かをチェックし、歩いていけない距離がある場合、業務に使用できる自転車や乗用車などを用意しておくと時間の短縮に役立ちます。

4.主要な取引先へのアクセスの良さ

取引先に頻繁に出向かなければならない場合、取引先との距離もチェックしたい要素です。会社との距離があると臨機応変な対応がしにくく、業務に支障をきたすこともあります。スピード感が重要になる場面では、ライバルの企業に後れをとってしまうことになりかねません。職種によっても違いますが、繁忙期は会社と取引先を何度も往復しなければならなくなることが多く、近くにあることが大きなイニシアチブになるでしょう。
場合によっては、ターゲットとする企業や顧客が近くにいるかもチェックする必要があります。例えば、自動車に関連する部品を取り扱っているなら、自動車会社が近くにあった方が営業しやすくなるはずです。職種によっては、特定の施設が近くにあった方が利便性が高いこともあるので、必要とする施設が近くにあるかは必ずチェックしましょう。例えば、会計事務所を経営するならできるだけ税務署に近い方がメリットが多いはずです。

5.ランチができる店やカフェがあるか

業務に直接関係しない部分はついつい見逃しがちですが、従業員が働きやすい環境にするためには業務以外の面も重要です。会社の周辺にランチや休憩ができる店があるかどうかも、チェックしましょう。社員食堂がない場合、周辺の飲食店の有無はなおさら重大な意味を持ってきます。社員食堂がある場合も、混雑を避けたり息抜きをしたりなどの目的で会社の外に出て食事をしたい人もいるでしょう。いつも同じ店で昼食をとると飽きてしまうことがあるので、できれば周辺に数店舗の飲食店があることが好ましいといえます。
近くにカフェや喫茶店があれば、社外で打ち合わせをしたいときにも便利です。休憩室のスペースが社員の数と見合っておらず特定の社員しか利用できないケースでは、社外に休憩できる場所があるかどうかは重要になります。休憩をしっかりと取れない状態だと、社員のモチベーションの低下を招いてしまいかねません。

6.コンビニエンスストアの有無

仕事が忙しいと私用で公共料金の支払いや銀行などに立ち寄れない場合もあります。近くにコンビニエンスストアあれば、従業員にとって利便性が高いです。コンビニエンスストアでは宅配便や郵便物の取り扱いなど、さまざまな便利なサービスを展開しています。仕事の予定がずれ込み、社員食堂や近くの店でランチができない状況になったときも、食品を簡単に入手できるところが便利です。中には、カフェコーナーを設けている店舗もあり、会社に戻らなくても休憩できることもあります。会社がオフィス街にある場合、休日出勤の際に近くの飲食店が開店しておらず食事ができない事態になったときも、食品を購入できるので安心です。
また、業務中に急いで事務用品を補充する必要があったときも、コンビニエンスストアが活躍してくれます。切手やご進物の取り扱いがある店も珍しくありません。取引先に急に手土産を持って、あいさつしに行かなければならなくなったというような状況にも対応できます。専門的な道具でない限り、たいていのものはそろっているので困ったときの助けになるはずです。

7.繁華街との距離

仕事帰りに社員同士で飲みに行ったりコミュニケーションをとったりすると、社内の人間関係性が向上し業務にとって良い効果をもたらすことが少なくありません。懇親会や飲み会などをしたくても、近くに良い店がないと開催しづらいです。会社から遠方で開催することになると、参加者を集めづらいでしょう。新しい生活様式に対応するためにリモートワークが増えたことで、会社へ行って仕事をするだけでなく、コミュニケーションを取る場所としての重要性がアップしました。社内で懇親会をするスペースが確保できればよいですが、そうでない場合は繁華街からあまり遠くない環境の方が交流を円滑にしてくれるはずです。会社の近くに繁華街があると、アフターファイブを充実させられます。
また、仕事帰りにジムに寄りたい人や、買い物をして帰りたい人もいるでしょう。従業員の生活のことまで考える必要はないと感じる人もいるかもしれませんが、従業員が暮らしやすい生活を手に入れることで、仕事へのやる気を高めたり生産性がアップしたりする効果が期待できるのです。
ただし、歓楽街は治安が悪い場合や騒音などの問題もあるので、近すぎると問題になることもあります。至近距離ではなく、1~3駅先にあるという程度の距離なら安心です。

8.今回のまとめ

賃貸事務所やオフィスを借りる際に周辺環境に気を配ることは、会社の利益に関係するだけでなく従業員のモチベーションの維持にも関わってくることを押さえておきましょう。まちの中心地や最寄り駅から近いほど賃料は高くなる傾向ですが、賃料を抑えることを気にするあまり周辺に金融機関や郵便局などの施設が何もない場所を選んでしまうと、仕事の効率が悪くなることが心配です。飲食店やコンビニエンスストアなどの店もあった方が、従業員にとっては助かる環境だといえます。従業員が通いやすいと思える環境にあると、会社へ通うことが苦ではなくなるはずです。
オフィッコスでは、愛知県を中心に多くの賃貸事務所やオフィスなどの物件を取り扱っています。周辺環境に対するリサーチも万全に行っているので、オフィスの新設や移転の際はぜひご利用ください。

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