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コラム 2021.11.03

賃貸オフィス・貸店舗の内装工事を行うなら知っておきたい床材の選び方

賃貸オフィス・貸店舗の内装において、床材は備品や壁のデザインと同様に重要な役割を担います。どんなに備品や壁が洗練されたものであっても、床材が機能的・デザイン的に見合わないものであればイメージ通りの空間にはなりません。では、理想の空間を実現させるには、何を基準にして床材を選べば良いのでしょうか?今回は、賃貸オフィス・貸店舗における床材の正しい選び方について解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.床材の機能性で選ぶ
2.床材の色で選ぶ
3.空間のデザインで選ぶ
4.今回のまとめ

床材の機能性で選ぶ

床材には以下のような種類があり、それぞれには異なった機能・特徴が備わっております。

フローリング

フローリングは主に木材を使用した床材です。天然木のみを使用した無垢フローリング、合板などの加工材を使用した複合フローリングといった種類がありますが、一般的にオフィスや店舗では無垢フローリングが選ばれます。調湿効果が高いほか、自然の趣きを空間に取り入れられる特徴がある一方で、木材によっては傷や変形に弱いという欠点も持ちます。

フロアタイル

フロアタイルは、硬質塩化ビニル素材で作られたタイル状の床材です。木目調や石目調のものなどデザインに富んでおり、様々な空間を演出できる特徴があります。また、施工に手間がかからず、耐久性や耐水性といった機能性にも優れております。

タイルカーペット

タイルカーペットは、繊維素材で作られたタイル状の床材です。足音などの吸音性が高いほか空間には落ち着いた印象を与えるため、オフィスとの相性が良いと言えます。耐水性に劣り汚れが吸着しやすいものの、タイル状であるがゆえに汚れた箇所の交換で対処できます。

長尺シート

長尺シートは、ポリ塩化ビニル素材で作られた床材です。摩擦に強く滑りにくい特徴を持ちつつ、様々な模様のデザインがあることから特に店舗で多く使用されています。また、長尺シートには、厚みがあり弾力性を持ったクッションタイプも存在します。

床材の色で選ぶ

色は人に対して様々な効果をもたらします。室内の面積の多くを占める床材ならば、なおさらその効果は大きくなります。ここでは、床材の色ごとの違いを把握するとともに、自社オフィス・店舗に最適な床材について確認していきましょう。

寒色系や無彩色系

寒色系は青や青紫、無彩色系は黒やグレーが該当します。これらの色には目にする人の感情を落ち着かせるという効果があり、集中力を発揮させたい環境に取り入れるのが効果的です。執務室などの本格的に仕事に取り組む空間に適します。

アースカラー

緑・ベージュ・ブラウンなどのアースカラーには、人の心に穏やかさと癒しを与える効果があります。緊張感から解き放つリフレッシュ空間に採用するのが効果的です。また、あえて執務空間に取り入れて、リラックスしながら仕事に取り組める環境にするのも良いでしょう。

暖色系

暖色系には、赤・黄・オレンジといった明るい印象の色が該当します。これらの色は人に活力やポジティブな思想をもたらし、アクティブにする効果があります。アイデアを出し合う空間や、クリエイティブな仕事を行う空間に最適です。ただし、床一面を暖色系で覆ってしまうと、返って集中力の発揮しづらい空間となるため、部分的に取り入れるようにすることがポイントになります。

空間のデザインで選ぶ

どのような空間をデザインするのかによっても、選ぶべき床材の種類は変わってきます。以下では、イメージ通りの空間にするための床材の選び方を見ていきましょう。

重厚感・高級感のあるデザイン

企業の顔ともなるエントランスには、重厚感や高級感を持たせて強い印象を与えたいと考える方もいるでしょう。重厚感や高級感を演出する場合、床材には石目調のものや繊維素材のカーペットが適します。色に関しては、白・黒・グレー・ゴールドなどが相応しいでしょう。なお、単色で統一するとチープな印象になるため、複雑な色のものを使用したり部分的に色を変えたりすることがおすすめです。

シンプルで落ち着きのあるデザイン

シンプルで落ち着きのある空間にしたい場合は、視界を邪魔しない寒色系や無彩色系のカーペットが適します。単色で統一する形でも問題はありませんが、見栄えも重視するならばタイルカーペットで濃色と薄色を交互に配置する方法も有効的です。また、一部分に木目調を取り入れても、落ち着きある空間を保ちつつおしゃれにできます。

今回のまとめ

賃貸オフィス・貸店舗の床材の選び方には様々な方法がありましたが、最も失敗しにくいのは空間のデザインに合わせて選ぶ方法です。床材は形状や色の好みではなく、綿密に計画した空間設計に基づいて選ぶようにしましょう。

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