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コラム 2021.10.22

愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【犬山市】

国宝犬山城をはじめ、文化財やテーマパークが多いことから、観光都市と呼ばれる犬山市。愛知県の北の玄関口であり、岐阜県との県境に流れている木曽川では伝統的な鵜飼が行われています。市の西部は市街地・農地・工業地として利用される一方、東部には緑豊かなエリアが残されており、国の天然記念物であるヒトツバタゴの自生地も存在する地域です。そんな犬山市における、貸店舗やテナントの家賃相場を解説します。

【目次】
1.犬山市の基本情報と地域ごとの特色
2.犬山市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.犬山市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

犬山市の基本情報と地域ごとの特色

愛知県犬山市は、県の最北端に位置する自治体です。市内にそびえ立つ犬山城の天守は、現存する日本最古の様式として、国宝に指定されています。江戸時代には城下町として栄え、物流や交通などが活発だったことから、「尾張の小京都」と呼ばれていました。現在でも当時の様子をほうふつとさせる建造物が残るほか、毎年4月に開かれる犬山祭は、国の重要無形民俗文化財のひとつとなっています。ほかにも、市内には文化財やテーマパークが多く、観光都市市内東部の丘陵地に自生しているヒトツバタゴは「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれ、国の天然記念物として毎年5月に見頃を迎えます。限られた地域にしか自生しておらず、特に集団で自生している場所は大変珍しいのです。
また、犬山市には工場が多く、名鉄小牧線の東側に広がる高根洞地区は工業団地となっています。犬山市内には、大型店舗がないため、休日にまとまった買い物をするときには近隣の扶桑町や大口町、岐阜県各務原市などまで足を伸ばす光景も見られます。

犬山市における貸店舗・テナント需要の傾向は?

名鉄犬山駅から犬山城へ向かう途中にある本町通では、かつての賑わいを取り戻すために、空き店舗をサブリースすることによる再生計画を実行しました。その結果、空き店舗の大幅な減少につながりました。飲食店や物販店など、多くの店がオープンし、犬山観光の一大スポットとなっています。現在でも、本町通に出店を希望する店子は多い反面、貸し手がいないことが課題です。
犬山市は、市全体の面積に占める森林の割合が45.6%と高く、農用地(12.4%)と合わせると半分以上が自然に該当する土地となっています。そのため、市内にあるテナントの数はあまり多くありません。

犬山市における貸店舗・テナントの家賃相場は?

犬山市内における、貸店舗やテナントの家賃相場は、坪あたり3,000円台から11,000円台と幅広い金額が確認できました。本町通沿いの貸店舗では、来客が見込めるため坪あたり50,000円を超える物件もあり、人気の高さがうかがえます。犬山駅から徒歩圏内の立地で、最も多くの物件が確認できましたが、楽田駅や犬山遊園駅、羽黒駅などの近くでも物件が見られます。犬山市内でテナント物件を探す際には、駅周辺もしくは国道41号線沿いの立地が見つけやすいようです。国道41号線沿いの五郎丸付近は、店舗が立ち並ぶ商業エリアであり、物件が見つかる可能性もあります。

今回のまとめ

犬山市では、貸店舗・テナント物件の件数がそれほど多くないため、希望に近い物件が見つかったら、早めに検討することをおすすめします。今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

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