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コラム 2021.08.11

大手人材派遣会社パソナが本社を淡路島に移転したメリット・デメリット

人材派遣会社として日本最大手のひとつに名前が挙がるパソナが、本社機能を淡路島に移したことが話題になりました。最近では、会社の機能を地方などへ分散させる企業も珍しくなく、こうした地方移転の良さを知りたいとお考えの事業者の方もおられるのではないでしょうか?そこで今回は、パソナが淡路島に本社を移転したメリットとデメリットを紹介します。本社やオフィス移転を検討している方はぜひ参考にしてください。

【目次】
1.パソナ本社の淡路島移転に関する概要
2.パソナ本社が淡路島に移転したメリット
3.パソナ本社が淡路島に移転したデメリット
4.今回のまとめ

パソナ本社の淡路島移転に関する概要

大手人材派遣会社パソナは、2024年の5月までに、従来の東京都千代田区から兵庫県淡路市(淡路島)へ、本社機能の一部を段階的に移転することを決定しました。すでに移転は始まっており、最終的には本社従業員1800人中1200人が移動することとなります。移転先は世界的建築家の安藤忠雄氏がデザインした「淡路夢舞台」内のオフィスで、この建物にはほかにも展望デッキやレストランが入居しています。
パソナはかねてから淡路島でテーマパークやレストランのプロデュース活動を通じ、人材誘致も含めた事業活動を展開してきました。同社は今回の本社機能移転の目的について、働く人の真に豊かな生き方を実現するためとしています。一方で、コロナ禍によって東京一極集中にさまざまなリスクがあることを受けてのリスク分散や、自社が展開する事業を背景に、淡路島への人流を作る狙いがあるともいわれています。

パソナ本社が淡路島に移転したメリット

パソナが本社機能の一部を淡路島に移転していくことのメリットは、コロナ禍のような事態が起きた場合、業務上生じ得るリスクを都心と地方で分散できることです。また、都心部と比較した場合にかかる家賃等のコストを削減できるほか、既存の自社施設を有効的に使用できる点もメリットとなります。
さらに、移転先の淡路島の人口や雇用が増えて地域が活性化することも大きなメリットといえるでしょう。パソナが手がける地元での新事業が軌道に乗れば、淡路島に観光客などが増加するとともに会社の業績アップにつながります。他方、従業員が住まいも淡路島に移転した場合には、生活費を抑えたり好環境で暮らせたりするなど、生活水準を向上させられる可能性も高まります。

パソナ本社が淡路島に移転したデメリット

パソナ本社が淡路島に機能を移したことで生じ得るデメリットは、淡路島移転によって退社する社員や、移住を希望しない従業員が出ることです。社員が異動を望まない場合には会社側とのトラブルに発展しかねず、こうした件数が増えれば、移転そのもの成否に関わるでしょう。
また、すでに淡路島で始動している事業が軌道に乗るかどうかも未知数です。もし期待するような成果が上がらなければ、会社の業績や雇用にも影響が及ぶリスクがあります。
さらに、本社機能の一部を移しても、淡路島自体の雇用を豊富に創出できるかどうかはわからないため、地域活性に直接つながらない可能性も否定できません。

今回のまとめ

パソナ本社機能の淡路島移転には、メリットもあればデメリットもあります。今後、とくに都市部の企業がパソナの例にならって、機能の一部を地方に移転するケースが増えることも考えられます。その際に重要なことは、自社のメリットばかりを考えず、移転先の地域活性化といかにリンクさせるかといった点にあります。共存共栄を主眼において検討すれば、より事業を好転させられる有意義な移転とすることも可能なのではないでしょうか。