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コラム 2021.08.03

テナントを借りるときに電力会社を個別契約できるのか?


「以前のオフィスはビルから一括で電気料金を徴収されていたが高かったので、移転先では電力会社と個別契約したい」という考えの方は少なくないでしょう。大きなビルなどではオーナーが取りまとめて電気料金を徴収しているところも多く、なぜか電気料金の相場より高い場合もあります。料金の内訳を知る機会もないまま、もやもやしたまま支払っているテナントも多いかもしれません。では、テナントを借りるときに電力会社と個別契約ができるのかどうか、解説します。

【目次】
1.ビルの電気料金
2.個別契約で電気料金を安くしたいなら
3.オーナーと交渉する
4.今回のまとめ

ビルの電気料金

ビルの電気は、オーナーが電力会社と契約し、テナントは電気料金をオーナーにより徴収される場合と、テナントが直接電力会社と契約する場合との二つに分かれます。どちらの方法を採用しているかは各ビルによって違うため、物件を探しているときには希望の方法かどうか随時確認した方がいいでしょう。
オーナーが取りまとめている場合は、ビルに「キュービクル」と呼ばれる高圧受電設備があり、そこから各テナントに電気が送られています。オーナー側はテナントの電気使用量を毎月計算して、料金が請求されるという仕組みです。ただ、ビルによっては基本使用料や共用部の電気料金を按分して請求するところもあるでしょう。

ビルの電気料金の相場

大まかなビルの電気料金の相場は、業務用電力の従量単価で15円~20円/kWhとされています。ということは、一ヶ月の電気代の相場は約35万~46万円ということです。
この相場よりずっと高い金額を請求される場合は、電気料金の実費にオーナーが上乗せしている可能性があるでしょう。古くからの商習慣として手間賃や維持費などという名目で上乗せしているのですが、これは裁判により「不当である」という判決がでていて、本来やってはいけないことです。このようなトラブルが起きないよう、電気料金の相場を知り、内訳もオーナー側に確認しましょう。

個別契約で電気料金を安くしたいなら

テナントが個別に電力会社と契約できたとして、電気料金を安くしたいなら、テナントに合った電力プランを選ぶことが重要でしょう。多くの電力会社には業務用のプランというのがあり、たいてい高圧電力プランと低圧電力プランがあります。
もし、小さなオフィスやお店などで、契約電力が50kW未満なのであれば、低圧電力プランが一番お得です。しかし、もし低圧電力プランにしたいのであれば、専用工事が必要になる上に、一般家庭用の家電製品は使えなくなります。業務用のエアコンや冷蔵庫が必要になるでしょう。最初から低圧電力プランにすると決めているのであれば、最初からそのための業務用の家電製品を揃えるのがおすすめです。

オーナーと交渉する

テナントで個別に低圧電力プランで契約したとして、工事などの費用負担に対してリターンが必ずあるとは限らないでしょう。ランニングコストが低くなったとしても、工事費用が高ければあまり意味がないということになります。本来は、ビルのオーナーが電力会社と契約をし、高圧電力を引いてくるというのが一番割安なのです。そのため、オーナーが電気料金を徴収する形で上乗せをしてこないという状態が、テナントにとっては一番安く、助かるでしょう。とはいえ商習慣として極端な上乗せをしてくるオーナーもいるため、やはりテナント側で実費や相場を把握し、上乗せがある場合はオーナーと交渉する必要があります。

今回のまとめ

テナントが個別に電力会社と契約できるかどうかは、ビルの方針によるでしょう。ただ、どちらにしてもテナント側の希望は「公正な値段で、なるべく安く電気料金を抑えられること」ではないかと思います。そのためには、電気料金の相場や、料金を上乗せされることもあるという事実を知り、オーナーと交渉していくことが必要になってくるでしょう。どちらの場合がメリットが多いのか考え、選択していくことが大事です。