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コラム 2021.07.01

オフィス・事務所に仮眠室を設ける際に注意すべきこと


仮眠は短時間の睡眠のことを指し、15分~1時間30分程度の睡眠を指すことが一般的です。オフィスや事務所内に仮眠室を設けると、さまざまなメリットがありますが、注意点もあります。深く考えずに仮眠室を設置すると、従業員に利用してもらえなかったり、仮眠をしない方がかえって業務が捗るという事態に陥ったりするでしょう。オフィスでうまく仮眠室を運用するために、注意したい点を紹介します。

【目次】
1.オフィスや事務所に仮眠室を設けるメリット
2.快適な空間を保つ工夫をする
3.勤務時間を圧迫しないように運用する
4.今回のまとめ

オフィスや事務所に仮眠室を設けるメリット

業務中、適度に休憩することで生産性の向上が期待できます。ほとんど休憩を入れずに仕事を続けていると、単純ミスが増えたり疲れが取れなくなったりと、効率が悪くなってしまうでしょう。短時間の仮眠は、脳をリフレッシュさせる効果が期待でき、作業効率のアップに役立つのです。また、睡眠不足が体調不良を引き起こすことは、よく知られています。脳の疲労を和らげることができれば、集中力がアップするだけでなく、従業員の「健康の維持」にも役立つでしょう。
仮眠室を設けて快適性を高めていることで、企業のイメージアップにもつながるところもメリットだといえます。ただし、メリットを十分に引き出すには、ルールを決めて運用することが大事です。

快適な空間を保つ工夫をする

仮眠室を作るときは、業務を続ける人と休憩する人の双方が快適に過ごせるように注意しましょう。休憩室や業務スペースの間近に仮眠室を設けると、仮眠したくても話し声が気になってリラックスできないことがあります。スムーズに眠れる環境を作れない場合、休憩時間を有意義に使えなくなってしまうでしょう。労働している側も、気が散って業務に集中できなくなってしまうことが心配です。
仮眠室とほかのスペースとの区切りを付けることや、防音性に配慮した設計にすることがポイントです。防音設計がされた部屋を利用できればよいですが、難しい場合は「吸音パネル」や「遮音テープ」などを活用して、防音性を高めましょう。吸音パネルは、フェルト製やグラスウール製などがあり、壁に取り付けて使用します。ドアや窓の隙間に遮音テープを使うと、音漏れを防げるでしょう。
また、不特定多数の人が利用することを前提にした、運用方法を考えることも大事です。掃除方法や私物化を防ぐためのルールなどを、明確にしておきましょう。

勤務時間を圧迫しないように運用する

仮眠をする目的は、業務を効率よく進めるためです。仮眠によって業務時間を圧迫してしまわないように、注意する必要があります。残業時間が増えると、労働時間の超過を引き起こすことが心配です。うっかり寝過ごしたり、仕事中の人の集中力を切らしたりなどのトラブルを防ぐには、スムーズに寝起きができる環境を整えましょう。使用時間の順守を徹底し、目覚まし方法のルールを決めます。アラームは、業務中の人やほかの仮眠中の人の邪魔にならないように、音が出ないタイプを利用しましょう。光や振動で起こすタイプの目覚ましを導入すると、静かに起きやすくなります。アイマスク型やリストバンド型などを利用すると、周囲に迷惑をかけずに起きられるでしょう。
また、同じ人ばかりが仮眠室を利用しているということがないように運用方法を決めることも大事です。不公平感がある使い方だと利用者が限られたり、かえってストレスがたまったりする原因になります。

今回のまとめ

オフィスや事務所に仮眠室を設けると、生産性の向上や企業のブランドイメージの向上などが期待できます。脳の疲労が軽減すれば、ミスが減り効率よく働けるでしょう。仮眠室の居心地が悪いとスムーズに眠れませんし、業務スペースから仮眠室が丸見えという状態ではプライバシーを守れません。仮眠室と業務スペースを明確に分け、防音性にこだわることで、労働者と休憩する人双方が快適に過ごせるでしょう。また、勤務時間を圧迫しないように運用方法を決め、公平な使い方に気を配ることも大事です。

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