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コラム 2021.01.29

オフィス・事務所で音楽をかけることは集中力を高めることにつながるのか


現在の職場環境では、音楽やBGMなどをかけて仕事をしていますか。キーボードを叩く音だけが響くような静寂な環境を好む人もいれば、逆に音楽がかかっていないと落ち着かないと感じる人もいるでしょう。
音楽をかけるとき、適切な選び方をすることで、業務への集中力を高め、作業効率を上げられるようになります。どのような基準で音楽を選ぶといいのでしょうか。

【目次】
1.オフィスで音楽をかけることは「マスキング効果」につながる
2.どんな音楽をかけると集中力がUPできる?
3.こんな音楽はBGMに向かない!
4.今回のまとめ

オフィスで音楽をかけることは「マスキング効果」につながる

「マスキング効果」とは、ある音を聴くことで、ほかの音が聞こえなくなり、集中力があがりやすくなる効果を言います。オフィスであれば、室内で音楽をかけると、打ち合わせ中の会話や重要な会議の内容、電話応対、顧客情報、雑音などが聞こえにくくなる状態をさします。これにより、集中力を上げるだけでなく、セキュリティ対策として利用する企業が増えています。
聞こえにくくなる音は、流れている音と同じ周波数のものだといわれます。マスキング効果という言葉は知らなくとも、私たちは無意識のうちにこの効果の影響を受けているのです。レストランで、厨房やお手洗いの音が客席に聞こえにくくなるよう音楽をかけている店舗が多く見られるのも、マスキング効果を目的とした対策なのです。

どんな音楽をかけると集中力がUPできる?

オフィスで音楽をかけることで、集中力が上がるという明確な科学的根拠は証明されていません。しかし、音楽と作業効率の関係を調査している研究者の方は実際にいらっしゃるほか、音楽を聴くと脳内のα波やθ波が高まることは知られています。α波には癒しの効果が期待でき、θ波はひらめきが起きやすくなると言われています。さらに、音楽をかけると業務の効率が高まると感じる人は実際とても多いのです。人間は、50デシベルから70デシベル程度の音があると学習効果が上がると言われています。これは、自然の中で雨や風の音を聴いている程度の音量にあたります。
音楽の種類としては、歌詞が入っていないインストゥルメンタルが適しています。クラシック、ボサノバ、ジャズなど、聞き流せるような音楽が良いでしょう。業務内容によって、気分を高めて仕事を早く進めたい場面もあるかと思いますので、その場合には少し速めのテンポを取り入れた曲でも差し支えありません。ただし、あまりにもアップテンポの曲ですと、逆に仕事が滞ってしまうかも知れません。

こんな音楽はBGMに向かない!

オフィス内でかけるBGMに向かないのは、つい口ずさんでしまうような、多くの人が聴いたことがあって歌詞が入っている音楽です。流れてくると、音楽に気を取られてしまうほか、好みの曲であった場合に気が散ってしまうことにつながります。J-POPやロックなどがその代表で、ランキング形式で紹介される番組からBGMの曲を選ぶのは避けましょう。また、インストゥルメンタルの曲であっても、大音量で流すと逆効果となってしまいます。耳障りだと感じるような音量まで上げないように気をつけましょう。
クラシックの中には、劇的な印象をもたらす曲調もありますので、落ち着いて聞き流せるような曲調を選ぶのがおすすめです。

今回のまとめ

オフィスでBGMをかけるのは、社員の好みの曲を仕事中に聴くためではなく、業務に対する集中力を上げるために取り入れる手段です。職場環境を整え、生産性を高めるために、今回ご紹介したように適切な音楽を選ぶようにしましょう。

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