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茶色というと、大人のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。地面の色・大地の色などと呼ばれ、自然の象徴とも言える色味です。一般的に茶色と言われる色は、オレンジと黒の間だと言われていますが、色合いは幅広く、ベージュも茶色のひとつに該当します。オフィスに茶色を取り入れると、どのようなイメージに仕上がるのか、詳しくご紹介します。

【目次】
1.茶色が人々に与える印象とは？
2.オフィスデザインに茶色を取り入れるとどんな雰囲気になる？
3.オフィスデザインに茶色を取り入れるときに心がけたいこと
4.今回のまとめ

茶色が人々に与える印象とは？

茶色は、土・大地・木などの自然を想像させる色であり、自然はどっしりとした安定感や安心感を・頼りがいなどの印象をもたらすことから、温もりや居心地の良さなどを感じる人が多いと言われています。調和や落ち着きをもたらすとも言われ、人々の生活環境に必要不可欠の色となっています。安定感・やすらぎ・なぐさめなどのイメージがあり、これらから堅実さ・信頼感・温かみ・包容力・忍耐力・パワー・物事を受け入れやすくなるなどの印象を与えます。
自然に溶け込んでいる色ですので、飽きがこないのも特徴です。赤やオレンジなどの暖色系に、黒が入ると茶色となるため、少し暗いイメージを持つ人もいるかも知れません。子どもの頃は、茶色の良さはあまり分からず、大人になって初めて茶色の魅力に気づくことも多いでしょう。

オフィスデザインに茶色を取り入れるとどんな雰囲気になる？

オフィスデザインに茶色を取り入れるのに最も手軽な方法は、デスクやチェアを茶色のものにすることです。薄い茶色からこげ茶に近い色まで、さまざまな色合いがあります。また、茶色の壁紙を使う企業も増えており、自然がもたらす暖かみや癒し効果が期待できます。オフィス内全てを同じ壁紙にするよりも、他の色と組み合わせながら上手に取り入れていくと、より茶色の魅力を引き立たせられます。近年増えているフリースペースに、ウッド系の色合いをした内装を取り入れる企業も増えています。ウッド系を用いてカフェ風のスペースに仕上げることで、落ち着いて話ができる雰囲気を演出しているのです。
また、ダークブラウンとも呼ばれるこげ茶系の色は、調和だけでなく高級感や重厚感をイメージさせるため、エントランスや応接室、会議室などに取り入れるケースが多くなっています。床の色を茶色にすると、リフレッシュ効果があると言われ、木目調のデザインを施した床材も多数見られるのはこのためです。

オフィスデザインに茶色を取り入れるときに心がけたいこと

オフィス全体を茶色にすると、統一感を演出することは可能です。ただ、業務の効率を上げたい場合には、茶色以外の色も取り入れた方が、さらに効果的です。例えば、床の色であれば、執務スペースが茶色であれば休憩室はオレンジ色、休憩室の床を茶色にしている場合は執務スペースに緑色を取り入れるといった流れです。
茶色と緑色はどちらもアースカラーで、相性はぴったりですので、この2種類を組み合わせるのも良いでしょう。緑の空間の中に茶色を取り入れると、より自然の雰囲気に近づいたオフィスができあがることでしょう。茶色は、その濃度によって色合いが大きく変わりますので、場所ごとで色合いを変えるのもひとつの方法です。

今回のまとめ

オフィスデザインに、茶色をうまく取り入れることで、社員だけでなく来客にとってもプラスのイメージを与えられる場合があります。茶色が持つイメージをうまく活かして、企業のイメージアップを図っていきましょう。