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2022.03.25

採用活動を第一優先に考えたオフィス・事務所の選び方と空間づくり


企業はできるだけ優秀な人材を確保したいものです。採用活動は時期や手段などしっかりと戦略を立てて行うことが不可欠です。採用活動においては、求職者が働きたくなるような魅力的なオフィスかどうかも、大切なポイントとなります。
この記事では、魅力的なオフィスの特徴や選び方、そして、従業員が快適に作業ができるオフィスの空間づくりについて紹介します。

【目次】
1.採用活動におけるオフィスの重要性
2.魅力的なオフィスと魅力的ではないオフィスの違い
3.居抜き物件やデザイナーズオフィスも選択肢に
4.他人に自慢したくなるような設備を充実させる
5.従業員が集中できるレイアウトを導入
6.個人のスペースを尊重するデザイン
7.今回のまとめ

採用活動におけるオフィスの重要性

新卒社員や中途社員を採用する採用活動。どの企業も採用活動を行う際は、企業が必要な人材を確保するための戦略を立てたり、採用媒体を決定したりと課題は山ほどあります。更に人材の選考や入社準備などもあり、なかなか採用活動に効果的なオフィスをつくることに関しては、後回しになってしまう企業も多いです。
しかし、最近では魅力的なオフィスづくりが採用活動に役立つと考え、採用活動における一つの戦略にしている企業が増えつつあります。給料や待遇は他の企業とさほど変わらない。その時に、求職者が注目するのが「魅力的なオフィスかどうか」だからです。さまざまな媒体で人材募集をかける際には、企業の写真を掲載することもあるでしょう。求職者は企業の写真を見て、企業のイメージを判断します。
ですから、あまりアピールポイントのないオフィスの場合は、より多くの人材が興味を持つようなオフィスに改善する必要があります。魅力的なオフィスかどうかは、他の企業との差をつける大切な要素と言えるでしょう。従業員が快適に作業ができるような魅力的なオフィスにすることは、採用活動のみに効果があるわけではありません。新入社員だけでなく既存社員にとってもより長く働きたいと思える企業になるため、企業に対する信頼感や仕事に対するモチベーションも向上するはずです。

魅力的なオフィスと魅力的ではないオフィスの違い

それでは、具体的にどのようなオフィスが求職者にとって魅力的なのでしょうか。まず第一に、清潔感のあるオフィスであることが大切なポイントとなります。これは、基本的なことでありオフィスデザイン以前の問題ですが、意外と求職者はそのような点もチェックしています。清潔感があり、しっかり整理整頓されている。それだけでもオフィスは魅力的に見えるものです。清潔感がなく塗装や壁が剥がれているようなオフィスはもちろんNGです。
また、あまりに殺風景なオフィスも魅力的ではありません。インテリアにこだわりがなく、壁に何も飾っていないような殺風景な空間はひと昔前のオフィスのようで、全く魅力的には映りません。照明が暗いオフィスは陰気な感じがするため、照明はできればより明るく設定しましょう。
魅力的なオフィスとは、企業のイメージがはっきりと分かり、従業員が快適に作業ができ、従業員同士もコミュニケーションをとりやすいオフィスです。インテリアにこだわったおしゃれなオフィスならさらにプラスです。オフィスを魅力的にするには、レイアウトやインテリアなど、できることは多くあります。
しかし、まずはそれ以前に清潔感があるか、照明は十分かなどの基本的なことが実行されているかを確認してください。次回の人事採用時期までに、オフィスのレイアウト変更やインテリアを強化する時間や予算はなくても、照明を明るくしたり、観葉植物を置いたり、壁に絵を飾ったりと、できることは沢山あります。

居抜き物件やデザイナーズオフィスも選択肢に

求職者が働きたくなるような魅力的な賃貸オフィスは、どのようなポイントで選べばいいのでしょうか。魅力的な賃貸オフィスや事務所を選ぶ2つのポイントを見ていきましょう。

居抜き物件

居抜き物件は作業に必要な設備やオフィス家具がそろっている物件です。最近はセットアップ居抜き物件やセットアップオフィスとも呼ばれています。セットアップオフィスは、ただ単に設備がそろっているだけでなく、受付や会議室も充実しており、おしゃれな内装まですでに揃っているという意味合いで使うことが多いです。居抜き物件は初期費用を抑えられる点がメリットです。また、すでに魅力的なオフィス空間にデザインされた物件も多く、一からレイアウトやデザインを決める手間も省けます。
もちろん、一からオフィスの内装を理想通りにデザインすることもできますが、内装工事や時間などを考慮すると、理想に近い物件を探してそこに多少の内装工事を手がける方がメリットが多いです。

デザイナーズオフィス

デザイナーズオフィスとはおしゃれで個性的なオフィスのことです。建築家やデザイナーが時代のニーズに合わせ、おしゃれな空間にこだわってつくられたオフィスのことです。賃貸オフィスではこのような、デザインにこだわりのある物件を選ぶ方法もあります。カフェのようなおしゃれなオフィスは、当然求職者にも非常に魅力的に映ります。
また、企業のイメージアップや既存社員のモチベーションの向上にもつながります。デザイナーズオフィスを探す際は、ただ単におしゃれなオフィスを探すのではなく、理想のレイアウトや必要な設備がそろっているかも確認してください。もちろん配線や空調などもよく確認する必要があります。デザイナーズオフィスは賃料が高い傾向にありますが、魅力的な人材の確保や生産性の向上につながるため、長期的に見ればメリットの方が多いです。

他人に自慢したくなるような設備を充実させる

他の企業と差をつけるなら、他の企業にはないような設備を充実させることです。求職者が「あったら嬉しい」と思うような施設を設けることで、オフィスの魅力はかなりアップします。

リフレッシュルームやカフェスペース

オフィスには、作業をする場所だけでなく息抜きができる場所も必要です。職場というのは、大きなプレッシャーや緊張感を感じることが多い場所です。そんな戦場とも言える場所に息抜きのできる場所があれば、従業員は気持ちをリフレッシュして作業に取り組むことができます。リフレッシュルームやカフェスペースは、従業員同士のコミュニケーションの場所にもなります。他の従業員とコミュニケーションを取ることで、従業員同士の関係性がよくなり、業務の効率化や生産性も図れます。仕事をする場所以外にはなるべく予算をかけたくない。そんな企業もあるかもしれません。
しかし、仕事以外の場所にお金をかけることで、従業員のモチベーションや従業員同士のコミュニケーションは円滑化され、最終的には仕事の質を上げることができ、企業に大きな利益となってかえってくるのです。

育児スペース

子育て中の従業員にとっては、オフィスに育児スペースがあることはとても魅力的なことです。オフィスに育児スペ―スを設けることは、既存の育児中の従業員に喜ばれるだけでなく、子育て中の優秀な人材の確保にもつながります。実際、子育て中の求職者はオフィスに育児スペースがある企業のみを選び応募することも少なくありません。
従業員のニーズに応え、ライフワークバランスを考えている企業は、それだけで魅力的です。優秀な人材確保を目的とし、オフィスに育児スペースを設ける企業は近年増加しています。育児スペースのある企業は、企業のイメージアップにもつながります。自治体によっては、企業に育児スペースを設けることで助成金が受けられることもあります。優秀な人材を確保したいなら、育児スペースの確保をぜひ検討してください。

従業員が集中できるレイアウトを導入

従業員のモチベーションがアップするオフィスの空間づくりは、従業員が集中できるレイアウトかどうか、また、従業員の自主性を尊重するレイアウトかどうかがポイントです。従業員が快適に作業することができ、業種によってはクリエイティブとも言えるようなレイアウトは、近年ニーズが高まっています。
デスクのレイアウトは、業種によって最適なレイアウトは異なりますが、近年特に多く採用されているのが、フリーアドレスです。フリーアドレスは従業員が専用のデスクを持たずに、長いデスクに椅子を並べ、従業員は好きな席を選んで座れるレイアウトです。フリーアドレスのメリットは、従業員が主体的に動くことができ、日により異なる従業員と接して会話をすることができる点です。毎回、パソコンや書類などを移動させるのが手間というデメリットはありますが、従業員の自律的な働き方を尊重しています。従業員にとってオフィス内に自由に選べる場所があることはとても魅力的ですので、業種にとってはフリーアドレスの導入も検討するといいでしょう。

個人のスペースを尊重するデザイン

オフィスには、会議室やカフェスペースといったように、他の従業員とコミュニケーションを取れるスペースも必要です。しかし、従業員が業務に集中できるようなスペースの確保は、作業の効率化にもつながります。デスクが小さく、スクール式のように次から次へと配列されているようなレイアウトでは、全く個人のプライバシーやスペースを確保できません。他の従業員の目が気になり作業に集中できないこともあるでしょう。例えば、個別ブース式になっていてプライバシーを確保する。または、パーティションを上手に利用して、個人のスペースを作る。そのような工夫があれば、従業員は作業により集中できるはずです。
さらに、背面式やクラスター式のレイアウトといった、レイアウトの変更だけでも個人のスペースは十分に確保されます。背面式は従業員同士が背面を合わせて座るレイアウトですので、他の従業員と顔を合わせません。
また、クラスター式は2列のデスクで構成されていて、それぞれが対象方向を向くレイアウトです。列では従業員は同じ方向を向くので、他の従業員の背中を見る形で作業することになります。このレイアウトも目の前に他の従業員がいないという点ではよりプライバシーを確保していると言えます。

今回のまとめ

採用活動を最優先にした魅力的なオフィスの特徴や、魅力的な賃貸オフィス・事務所の選び方・求職者が興味を持つような魅力的なオフィス空間のつくり方について紹介しました。求職者が求めるのは、プライバシーを確保でき、気分転換ができるスペースもあるオフィスです。ラウンジやカフェスペース・育児スペースなど、人に自慢したくなるような施設が充実していることも、大切なポイントです。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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